平成22年7月23日
錦戸亮さん
ⓒ2010 J Storm Inc.現代の東京に生きるシングルマザーひろ子の日常に、江戸時代を生きていた侍・木島安兵衛が現れる非日常の世界の面白さを描いた映画「ちょんまげぷりん」が7月31日からセンチュリーシネマほかで公開されます。安兵衛役は、映画初出演の錦戸亮さん。錦戸さんに伺いました。
【プロフィル】
1984年、大阪府生まれ。男性アイドルグループ「関ジャニ∞」及び「NEWS 」のメンバーとして活動。歌手のほか、タレント、俳優としても活躍し、昨年は「オルトロスの犬」(09)、現在はテレビドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」に出演中。
クランクインは現代へ来て戸惑う安兵衛がひろ子役のともさかりえさんと5歳の友也役鈴木福くんの暮らすマンションへ行くシーン。僕と身近なスタッフ7~8人だけは時代劇でほかの人は普通の現代劇を撮りましょうという感じ。中村義洋監督が映画作りで大切にされているのは、リアリティですが、今回シチュエーション以外はウソをつかないようにしよう、と思われたそうです。撮影の2カ月前から侍の所作を習い始め、なぜ刀を左に差すのかなど、全ての動きに意味があるのだと知りました。殺陣の練習も実際に刀でやりました。筆でメモを取るシーンに書道指導をつけていただくとか、スーパーに行って陳列棚をどう見るか、カゴをどう見るかなど所作の先生に同行してもらい、“侍としての動き”にはこだわりました。僕はふだんめちゃ早口なんですよ。安兵衛は何が起きてもあせらない“漢(おとこ)”です。最初のころは監督から「台詞が早口にならないように」「侍らしい姿勢を保つように」と指示を受けました。ゆっくりしゃべっているつもりでも、つい早くなってしまう。特に大変だったのは、正座。侍だから正座のシーンが多い。やせ我慢をして頑張ってんねん・・・って、監督にちょっとは気がついてほしいという部分はありました(笑)。
江戸時代では「奥向きのことは女、表向きは男ときまっておる」と考えるのが当然でしたが、安兵衛は「恩義は決して忘れ申さぬ」ため、現代で生きていくために居候させてもらっているひろ子の家事を手伝います。僕は今26歳ですが、両親が共働きだったので、子どものころ母に「お帰り」と言われなかったさみしさがあるので、男が働き、女性が家のことをしてほしい、という気持があります。
安兵衛はそのうちにお菓子作りが得意となり、パティシエになっていきます。僕はもともと料理もやるし、1人でショートケーキを作ったこともあるので、抵抗なく楽しめました。お菓子作りの専門用語やケーキ作りがいつかできたらいい、と思うくらい手順も覚えました。プティカッセって専門用語も僕知ってるんですよ(笑)。
安兵衛は正面から現代にぶつかっています。人から受けた恩はどんなささいなものでも決して忘れず、そのときが来たら必ず返そうとする。義理に固く、人との関わりを大切に、有言実行で筋を通す生き方のかっこ良さは真似をしたいと思うし、安兵衛は理想の男性像の1つです。
共働きの男女のありかたも描いていますが、共働きの夫婦に安兵衛の持っているような思いやりやコミュニケーションがあればうまくいくのではないでしょうか。
この映画には親子の絆、恋愛、父と子、共働きの夫婦などいろいろな要素が入って、深い作品に仕上がりました。これからも俳優業を含め、やっていて楽しいと思えることを続けていきたいです。








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