平成22年4月9日
井上真央さん
大人気コミックエッセイ「ダーリンは外国人」がついに映画化され、4月10日からTOHOシネマズ名古屋ベイシティほかで公開されます。日本人女性・さおりとアメリカ人男性・トニーがひょんなことから出会い、カルチャーギャップを乗り越え、国際結婚できるのか、というストーリー。主人公さおり役は、人気実力ともにトップ女優の井上真央さん。井上さんに映画の魅力を伺いました。
【プロフィル】
1987年、神奈川県出身。5歳でデビュー、テレビドラマシリーズ「キッズ・ウォー」で注目を集め、テレビドラマ「花より男子」(05)で大ブレイク。「花より男子ファイナル」(08)、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(09)と主演映画が大ヒット。
役作りの上で、原作と見た目を近づけようという作業はせず、原作にあるほのぼとのした楽しい雰囲気を大切にしようと思いました。原作者の小栗左多里先生は、想像以上に面白く、竹を割ったようなさっぱりした性格。普通、原作者の方に会うときは、“先生”という感じで緊張しますが、小栗先生にお目にかかった時は、先生の方から雰囲気をほぐしてくださって。トニーさんとの掛け合いが楽しかったです(笑)。
私はイラストレーター・さおりの役。私の部屋は、小栗先生が数時間こもってご自分の部屋らしい内装に仕上げてくださったんですよ。室内にある漫画の資料の置き場所を変えたり、アームスタンドの「Zライト」や冷蔵庫に貼り付けられたメモの文字まで、すべて小栗先生が整えたり、ほかにもいろんな方たちがたくさん用意をしてくださいました。もちろん描くシーンもあり、見ていただける方が感情移入してもらえたらと、小栗先生の指導で一生懸命練習しました。もともと絵を描くのは好きですし、Gペンは得意だったのですが、トーン貼りは初めて。洋服とか袖の部分など細かいところを貼って切ってはがす作業は大変。慣れるまでがんばろう、と夜寝る前に地道にトーン貼りをしました。
トニー役のジョナサン・シェアさんは、14歳のときに来日。彼は国際結婚もしているので、セーターを洗濯してダメにしたとか、家事をどう分担するかなど、トニーさんのキャラのなかに共感できる部分がたくさんあったそうです。トニーとケンカをするシーンでは、宇恵和昭監督が完全に2人きりにしてくださったので、生の感情がよく出ていたと思いますし、好きなシーンです。ジョナサンさんは私と「ケンカをしてしまった」という悲しみの感情スイッチを止めることができなくて、立ち直るまでに2日ほどかかったとか。
さおりの家族は、國村隼さんがお父さん、大竹しのぶさんがお母さん役、国仲涼子さんがお姉さんで、みんな大好きです。もともと大竹さんをずっと尊敬していたので、うれしかったですし、お母さん役で共演できて本当にありがたかったと思います。一緒にお仕事をして、女優としても女性としても勉強になりました。國村さんも周りに気を使ってくださって、待ち時間が長くても文句1つ言わず、場をなごませてくださいますし、国仲さんと私がよく似ていると言われたんですよ。映画のなかで、大竹さんが「誰かと一緒に生きるということは、その違いをちょっとずつ認めて助け合っていくこと。それが2人になるっていうこと、家族になるっていうことだよ」とおっしゃる台詞は、脚本を読んだときから作品の答えを言われているような感じで印象的でした。さおりも私自身も相手を受け入れる大切さを考えさせられました。
映画を通じて、こんなに結婚について考えたことはなく、私自身は結婚について、何歳までにしたい、というようなあこがれはありません。ただ小栗先生のようなご夫婦にあこがれますし、自分の隣で、まるで自分のことのように一緒に喜んだり、楽しんだり、悲しんだりしてくれる、そういう人がいるのであれば、人生を楽しく仲良く生きていけるでしょうし、巡り会いたいと思います。
この映画は、本当に温かく、みなさんに幸せな気持になっていただけると思います。ぜひ、ご覧ください。








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