平成22年3月19日
堀北真希さん
10代の恋をピュアに演技
アメリカンテイストの恋愛映画「誰かが私にキスをした」が3月27日から名駅前ピカデリーほかで上映されます。日本のインターナショナルスクールを舞台に新進気鋭の監督と日本映画界を代表する堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也の演技派俳優がコラボレーションし、ひと味もふた味も違うテイストの作品に仕上がっています。記憶をなくし、自分探しをするヒロインには堀北真希さん。堀北さんに映画の見どころを伺いました。
【プロフィル】
1988年東京都生まれ。「COSMIC RESCUE」(2003)で映画デビュー。「ALWAYS 3丁目の夕日」(2005)では第29回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、各新人賞を受賞。現在、映画、テレビドラマ、CM、声優などさまざまなジャンルで活躍。
ハンス・カノーザ監督はご自身が監督した映画「カンバセーションズ」が東京国際映画祭(2005年)で主演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)を受賞したときに来日。日本の観客はラブストーリーがとても好きだということで日本のインターナショナルを舞台に映画を撮ろうと思いつかれたそうです。ピュアでパワフルな10代の恋愛は、刺激的でエキサイティング、人生のなかで最も強い印象を残すものだからこそ、その記憶や思い出を描きたいと思われたとか。
監督は、話しやすいし、楽しい方で、テストの時には、こんなイメージになりますと演技して見せてくれたりもしました。あらかじめお芝居を先に決める演出ではなく、カメラを回しながら模索し、何回も演じるうちに決まっていく。いろんなパターンを演じたし、なかなかうまくいかないシーンもねばったので、この作品に対して思い入れがありますね。現場は、日本語と英語が飛び交って大変(笑)。私も通訳さんにどう話せば伝わるかと日本語自体に気をつけました。
ストーリーは、ヒロインのナオミが階段からさかさまに落ち、4年間の記憶を失くしてしまいます。退院したナオミにとって、インターナショナルスクールの学校の全てが初めて。見覚えのない校舎や親しげに話しかけてくる教師や友だちと称する初対面の人たち。そんななか、ナオミの周りには学校で孤立しているユウジ(松山ケンイチ)や親友だったというミライ(手越祐也)、“カレシ”だというエース(アントン・イェルチン)が登場。ナオミは失くした記憶にとまどいつつ、自分が誰なのか、今は誰を愛しているのか、誰がナオミを愛していたのかを探りだしていきます。
私もインターナショナルスクールを知らないので、まったくナオミと同じ心情でした。どんな学校生活を送っているのか、どんなイベントがあるのか、わからない。スタッフに聞いて確かめたりしました。彼らはいつ勉強しているのかわからないほど恋に楽しそうだったけれど、実際はもっと大変じゃないかしら。パーティーシーンのロケ撮影では、100名の在校生たちがエキストラとして参加しているんですよ。
今回、初めてハリウッドのスタッフと仕事をさせてもらいましたが、英語の芝居に戸惑うこともありました。台本の台詞もそのまま言ってくれというのではなく、日本語の会話が少し不自然かなというところは、共演者や監督と話しながら決めていきました。松山さんや手越さんはきちんと役作りをしているので、自分もがんばらなきゃと思いました。ナオミは、卒業のときに作るイヤーブックの委員。カメラを持っていろんなイベントを撮影しますが、私自身も写真を撮るのが趣味なので、とても楽しかったですね。
ヒロインは17歳。4年の記憶をなくしたということなので、13歳で恋をしています。私自身は20歳なので、だいぶ違うかな(笑)。監督からは、自分の髪を切ったり、階段から落ちるシーンでワイヤーワークをしたり、英語を話したりとたくさんのことを要求されましたが、芝居や身体的な能力に優れ、プロフェッショナルだということで“スーパーマキ”と呼んでいただけて光栄です。完成作はナオミがピュアに輝いています。ぜひ、ご覧くださいね。








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