梅シロップを作ろう!
城所幸代さんちょうど梅雨のころ、梅の実が市場に出回るようになります。梅に含まれるクエン酸には、疲労回復や血液をサラサラにし、食欲増進、整腸作用や成人病予防、肥満抑制や老化防止にも効果的だといわれています。夏ばてや気候の不順で疲れやすいときに、梅を使った飲み物がお勧めです。梅シロップや梅酢漬けの作り方、実際に梅サワーを作り続けている城所幸代さん(熱田区)をご紹介します。
梅は奈良時代に梅実の生菓子として食べてられており、平安時代には日本最古の医学書に梅干の効用が取り上げられ、戦国時代には、武士は常に「梅干丸」(梅干の果肉と米の粉、氷砂糖の粉末を練ったもの)を携帯し、激しい戦闘の疲れや生水を飲んだときの殺菌に役立ったといいます。江戸時代には黒豆と梅干のおせちを祝儀ものとして食べたり、明治時代和歌山でコレラが発生したときに梅干の殺菌力が見直されたり、伝染病にかかった兵士たちに梅肉エキスを与えて完治させたなど、梅の効能は昔から知られてきました。
最近では、梅シロップが簡単に作れて飲みやすいと評判になっています。
梅シロップの作り方
<材料>青梅1㌔㌘、氷砂糖1㌔、食酢またはホワイトリカー150~200㍉㍑
<作り方>
① 新鮮な梅を傷つけないよう、優しく水洗いして水気をよくふき取ります。
ヘタを取り、竹串でブツブツと穴を開けます。
② 梅エキスを出しやすく、発酵しにくくさせるために冷凍庫で一晩凍らせます。
③ ビンの中に梅と氷砂糖を3分の1ぐらいずつ、交互に入れます。発酵して泡が出やすいので、最後に食酢を150~200㍉㍑入れます。
この時、ビンを逆さにするなど、すみずみまで梅をぬらしてください。2~3日ごとに繰り返して行います。
④ 3週間で約1.6㍑の梅シロップが出来上がります。
梅を取り出し、シロップだけにして保存します。
※冷水や炭酸で5~8倍に割ってスポーツドリンク感覚でお飲みください。
梅シロップゼリーやかき氷のミツとしても使えます。
梅干用の完熟した梅で作ると、まろやかな味に仕上がります。
梅酢漬の作り方
① 南高梅約1㌔を水洗いし、水気をよく切ります。
② 果実酒用の容器に梅甘酢漬の素1袋500㌘を入れ、用意した南高梅約1㌔㌘と氷砂糖500㌘を入れます。
③ 冷暗所で1カ月から2カ月保存します。
④ 漬け上がりは、甘くておいしく召し上がれます。
水で4倍に薄めて梅酢ジュースや牛乳で薄めてヨーグルト風味に、炭酸水5~10倍に薄めて梅サワーとして飲めます。
城所幸代さん
料理、掃除、ご自分の着ている洋服を手づくりするなど、ベテラン主婦の城所さん。梅酒作りは40年以上ですが、10年前からは梅のサワードリンクも加わり、毎日夏バテ予防に飲んでいます。
梅サワーを作るきっかけは、「姑の兄嫁から冷やし中華の甘酢たれに入れると味が締まる、と聞いたんです」。それからは料理の隠し味として大活躍。「市販の甘味噌に混ぜると酢味噌として使え、酢の物にする時にサワーを加えると、手早くできるので重宝しています。梅の実を細かく刻んでドレッシングに加えたりもするんですよ」。飲み物としては、梅サワーをスポーツ飲料や番茶で割って飲むとか。
実際に10年前に漬けたという梅サワーを頂くと、さっぱりしてとてもおいしい。「梅サワーは冷水や湯冷ましで割ってもいいし、梅の実は食べられる。この時期に梅を漬けるのは、欠かせない仕事です」と話していました。

HOME